Archive for December 2008
06 December
そして惨敗
■Jリーグ 第34節
浦和レッズ 1-6 横浜Fマリノス(埼スタ)
・・結局今年の失敗はなんだったのか。
そもそも、去年も2006年も圧倒的な力で相手をねじ伏せていたわけでもなく、勝ってても紙一重の試合は多かった。いつかはこういうことになることもあるんじゃないかとは薄々感じてはいましたが、、
去年まで何かと「個の力に頼って」というような言い方をされ続けてきたけど、認めたくはなかったど、2008シーズンが終わってみて、いきついたところが、結局それ。
ただ、クラブ側からしてみたら、
「今まで(〜2007)はタイトルを獲ることを目標にやってきた」
と。
(J1に上がってきたばかりのクラブじゃあるまいし、タイトルを目指すのは当たり前だと思うが、それを『方針』としてやっていたというのは数ヶ月前の社長の話で初めて知りました)
大袈裟に言えば、つまり能力の高い選手を獲得し、ゴリ押しで勝ってとにかくタイトルを獲る。
それで確かにここ数年何らかのタイトルを獲ってきたわけだから、その『方針』の観点からしたらまあ失敗ではない。でもそこで本来見なければいけないことを見過ごし(或いは、気付かず?)放置してきたことで、そのツケが今年表面化して・・・
「2008年はボールの支配率を高め、ボールも人も動く、攻撃的サッカーを目指す」
KICKOFF2008とフェスタで、社長と強化本部長が言ってた言葉。
そして、ワシントン放出とエジ獲得について。
「ワシントンは年齢的な衰えを感じさせる部分があったのと、守備の面で問題があった」
「爆発的な決定力はなくとも新潟(J)である程度コンスタントに結果を出し、前線から守備も行うエジミウソンの獲得を決めた」
というような感じだった。
さらにタカの獲得については、
「2007年は、FWはワシ・達也・永井を軸にやってきたが、怪我や出場停止の時にどうしても苦しかった。代表クラスのFWをもう一人獲得しようという考えがあり、そこに高原が移籍を希望しているという話があった為、すぐに調査に乗り出した」
といったような説明だった。
ここまでは自分としてはそれなりに納得してはいたけれど、フタを明けてみたら、レッズのサッカーに劇的な変化はなく、そのやり方にフィットしないエジタカが機能せず、むしろ弱化。
戦い方を変えようとしたのになぜ監督を替えなかったのか。もしくは、監督を替えなかったのになぜ戦い方を変えようとしたのか。
確かに、オジェックは「選手が変われば戦い方も変わる」的な発言はしてはいた。(でもそれは確執があったワシを切る為だけの発言にも聞こえなくもなかった)
ではなぜフロントはゲルトを後任にしたのか。しかも2年契約。何を評価して後任に選んだのか。
選手との信頼関係のみ?(結局はそれも一部を除いて破綻してるけど)
問題点はすりかわり(しかもその本当の問題は闇に葬り去られ)、
「エジタカの連携がよくなれば」
「達也やロビーが帰ってくれば」
で、うやむやの状態になり、結局メンバーが揃っても組織力が高まることもなく。
2009。
フロントは、というか社長&強化本部長は、クラブに残るようであるが、去年までの問題をどう考え(これが一番だが)、どのように解決しようとして、それが今年うまくいかなかった理由というのをどう捉えているのか?そして、この失敗をどう来季に繋げていくのか?
信藤TD&フィンケ体制に期待は高まるけど、また「何も変わってねーじゃん!」なんてことだけはホント勘弁。
ただ、なんだかんだ書いてしまったが、自分としては強いレッズは求めてません。
あくまで、どんな相手にも勝つ(全力で勝ちにいく)レッズを求めます。
勝つんなら強いレッズなんじゃん!ということになってしまうかもしれませんが(笑)
つまり例えば、勝つためにはやはり補強はしてほしいし、とにかくやれることは全てやりきってほしいが(つまり外人枠を余らすとかいうことなく)、仮に補強できなくて現有戦力で来季に臨むことになろうとも、そこから勝てるように頑張っていけばいいんじゃねーの?ってこと。
(ここで言う「頑張る」は社長がよく口にしてた「頑張る」とは違います。たぶん(笑))
ちなみに2008年からの『方針』は、
「タイトル優先」から「育てながら勝つ」
に変わっていたらしいが(それもその数ヶ月前の社長の話で初めて知った)、いつのまにそんなことになってたの?
しかも実際「育てていた」っていう感じもそこまで言うほどそんなになかったし。(ユースは別で)
なんかタイトルを取れなかった時の言い訳っぽい感じがするが、来季から本格的にそういう方向になっていきそうですけど、どんなメンバーであろうが、タイトルはやはり貪欲に狙っていってほしい。
そしてどんなメンバーになろうともレッズはレッズ。来季も変わらず勝利を求めスタジアムに足を運んで行きたいと思います。
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masanori |
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