Archive for May 2006

07 May

RED DERBY

勝ち点は+9(昨年比)
■Jリーグ 第12節
 浦和レッズ 4-0 鹿島アントラーズ(埼玉)


(この試合がどんなに重要な意味を持っているかは、これまでも書いてきた通りなのですが)
ただでさえ重要な中断前の第12節、昨年の開幕の失敗。前節の敗戦も。

そして個人的な『鹿島アントラーズ』というチームに対する特別な感情。


過去の浦和レッズの試合の中で印象に残っている試合は?と訊かれると、それはもう数え切れないほどたくさんありますが、その中でも”特に”、となると、なぜか負けた試合ばかり思い浮かぶのはなぜなのでしょうか・・。

最近「雨の鹿島戦は相性が良い」という言葉を目にしたりしますが、確かにナビスコ優勝の03年や、鹿島の優勝阻止した同年のリーグ2nd最終戦など(勝ってないですけど・・)、ありますが、私の場合どうも、負けの試合ばかり思い浮かんで、非常に不愉快な気持ちになります。


忘れもしない96年(もう10年か・・)の雨の国立の鹿島戦。私の中で『鹿島』が特別なチームとなった日。

あの時はリーグ終盤に差し掛かった時期で、我々はまだかすかながら優勝の可能性を残していて、負けることが許されなかった非常に重要な一戦でした。

試合はスコアレスのまま120分を終えてPK戦へ。PKでも勝てばまだ優勝に望みを残すという状況でしたが、ウーベのPK失敗と共に、悲願の優勝は遥か彼方へ・・。細かい雨を受けながら、我々はただただ呆然と立ち尽くすのみでした。

逆に優勝に大きく近づいた首位鹿島は(鹿島はこの年リーグ優勝)、試合後いつまでも太鼓を叩いて、歌って、喜び続けていて、そのアウェイ側のコンコース裏を通り抜ける際の悔しさは相当なものでした。

延長に入る前の国立に響いた「好きにならずにはいられない」。
ウーベのあのPKのボールの軌道。あの試合の出来事は何もかもが忘れられないですが、一番忘れることのできないというか、怒りを覚えたのが、試合前に(ハーフタイムも)ビジターエリアにでかでかと登場した、我々浦和レッズを侮辱する内容のあの人文字。
(人文字の内容は、下卑な言葉なので書きませんが)

あの時の試合後、鹿島側のプラカードのようなものの一つに
『TRUE RED』
と書いてあるものが目に付いて、鹿島サポがそれを誇らしげに掲げている姿がとにかく気に入らなかった・・。

この試合以来、自分の中ではあのような人文字をやった鹿島を、何があっても絶対に負けてはならないチームだと、そして、勝手に「レッドダービー」と思うようになっていました。
(最近はそうでもないですけど、少なくとも大宮とよりかはダービーだと思っています)


あれから10年・・

あの後も鹿島に対して何度も勝利はありましたけど、どちらかというと苦杯をなめさせられ続けたという印象が強くて、個人的にそういう気持ちを今回の試合にも持ち込んでしまうものがありました。

特に、鹿島サポが、我々がウォーリアーで始める前に、

「アントラーズはムテキだぜー!」
「浦和レッズをぶっつぶせー!」
「A・N・・・・」

というアレをやっていて、それを聴いた瞬間自分の中でそういう気持ちがフツフツと沸き起こってくるものがありました。


そういうものがあったから、開始3分の伸二のゴールは本当に嬉しかった!!
(あの位置からやっと決めてくれたね!)
(そういえばREDSがリーグで初めてカシマスタジアムで勝った時も決めたよね!)
・・なんてことも思いながら。

終わってみれば4-0の圧勝。
本当に気分が良かった!!!


これで、リーグ再会まで気分よく過ごせます。

W杯も楽しく見れますね^^


さて、リーグは中断しますが、ここからナビスコ5連戦。
もちろん、ナビスコも獲りたい!
というかナビスコも、去年も一昨年も非常に悔しい終わり方をしていますからね。
最後コールリーダーも言ってましたが、どんな大会であろうとも目の前の敵は倒すのみ!
まずは予選突破。次も勝ちましょう!

その視線の先にあるものは?
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03 May

走り負け

悔しいけど、次へ向けて・・
■Jリーグ 第11節
 ジェフ千葉 2-0 浦和レッズ(フクアリ)


『去年の悔しさ忘れてないよな?』
試合前にゴール裏下中央部からこちら側に一瞬向けられた去年のダンマク。

もちろん忘れるわけがない!

去年はいろいろなところで取りこぼしがあったけれど、フクアリでの試合では特に’あってはいけない負け’だったと思います。去年ここでの敗戦が優勝できなかったということに結果的に繋がってしまったし、それに千葉とは去年4戦して勝っていない。別にリベンジとかだけのための試合じゃないけど、自然とその意識が出てしまうのは当然のこと。


結果は・・・


いたるところで「走り負け」という言葉を目にしますが、確かにその通りであったかと。
別に浦和レッズとしてはそんなに今までとは変わってない戦い方だったと思います。ただ、今まで通りでは千葉には勝てなかった。

前半は何度山岸(ウチの)とオフサイドに助けられたことか。同じ1トップの戦術でここまで違うかと。巻の飛び出しから、羽生の追い越す動き、カウンターでは相手がボールを持てば、中央からサイドから1人、2人、3人、4人・・と飛び出してくる。シトン・ロビーと、巻・羽生を比べてもどうもこちらのほうがどこか常に行き詰った感じ。スペースがない。フォローも少ない。いつ失点してもおかしくない展開。
ギドの「前半はついていた」と言うコメント。それこそまさに”妥当な”コメントであったかと。

後半はこちらの押し上げの遅さと、相手の戻りの早さから、ボールを持っても後に戻すケースが多くなったり、ロングボールを多用したり。
永井投入で少し流れが変わった感じでしたが、しばらくして失点・・
現地では「清水戦と同じような失点を・・」という気がしたのですが、ファウルこそ取られなかったものの、前線でロビーが倒されて、そこからボールを自陣ゴール前まで繋がれるというかたちから。

この試合で唯一気に入らなかったのが、負けている状態で相手FWが1人、か、いないにも関わらず、こちらのDFは常に3枚そろえていたところ。
おまえら負けているんだぞ!と。
そしてDF3枚いてもラインを簡単に突破されて追加点を奪われてしまう・・・。
(現地ではオフサイドとしか思えませんでしたが・・)

その後闘莉王がペナルティエリア内で倒されるシーンもノーファウル。
結局相手DFを崩せぬままタイムアップ。

1点も奪えず悔しさは上積みされただけ。
フクアリは新たな『鬼門』になってしまうのでしょうか・・


なかなか難しいけど、気持ち切り替えて次の鹿島戦に。
ここで勝って中断には入るのと、負けて中断に入るのでは全然違う・・・というのは全チームに言えることだと思いますが、埼スタの鹿島戦となると、浦和レッズとしてはことさら重要な意味を持つ試合だと思いますし、個人的にも絶対に負けたくない相手。
なんとしても奴らをぶっ倒しましょう。
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