Archive for October 2006

28 October

AGAIN 2002

下を向く必要はない
■Jリーグ 第29節
 ジュビロ磐田 3-2 浦和レッズ(ヤマハ)


川崎との大一番から一週間。前回奇跡的にガンバが負けた為、勝ち点差6の余裕を持って、敵地ヤマハへ。
今の俺たちに鬼門もなにもない。場所が相手がどこであろうが、とにかく頂点へ向かって勝利あるのみ。

しかし試合開始早々コーナーからいきなり先制点を奪われる厳しい立ち上がり。
さらに数分後にも失点を喫し、まさかの展開・・

それでも、「2-0」とはサッカーではもっとも逆転しやすい点差。
まだまだ・・
二昔、三昔前のレッズだったらこのまま磐田にパスをいいように回されズルズルというところでしたが、今回は何度かカウンター食らいながらもボールを支配し、攻めるレッズ。

なかなかゴールを決められないでいたが、暢久がヘッドでネットを揺らし、ようやく1点!
と思ったところで、しかしこれはオフサイドの判定。

だんだんと雰囲気は悪い方向へ。。
シトンが相手DFからチャージを受け、それがノーファールだったことに猛抗議。これがイエローに。
これでは2002どころか2004の悪夢が・・・

どうしても前半のうちに1点返したいところでしたが、得点は生まれず前半終了。

ガスだって8分で3点とれたのだ。ウチらには45分もある。とにかく、まず、1点返そう!と。
負傷した坪井に代えて、相馬を入れて4バックにチェンジ。
気持ちもフォーメーションもポジティブに後半開始。

その気持ちそのままに波状攻撃をしかけ、ゴール前混戦気味のところで最後は長谷部からシトンに渡ってゴール!
ようやく点取れた!

さあこれからだというところでしたが、数分後痛恨の失点。
オフサイドじゃねーのかよ!?さっきからこの線審怪しいぞ!!
それも福西に決められるなんて・・・

その後、長谷部が相手のファなんとかってのに殴られるも、相手はイエロー一枚の処分のみ。

残り20分の時点で、4年前のヤマハでの勝利の立役者2人を同時投入。

その直後にコーナーからシトンがヘッドで押し込んで再び1点差!
まだまだ終わらんよ!

その後、相馬のクロス→シトンのヘッドや、アレのFK何度か攻め込むも川口に防がれて、なかなか牙城を崩せず。

残り10分、5分と時間は経過するばかり・・。
攻めて同点にしたかったですが、あと1点が奪えず試合終了。


非常に悔しい結果となってしまいましたが、いずれにせよ我々が優勝に一番近い位置にいることは変わりありません。残り勝てば良いだけの話ですから。

とにかく次ですね。横浜戦。しばらくモヤモヤした状態で過ごさねばなりませんが、横浜戦は余計なことに気を取られすぎないようにして、しっかり勝たなければ。勝ちましょう。


さて今回の遠征について。
とにかくヤマハでは分が悪い。ヤマハでの勝利は、PK勝利で伸康の決めポーズが印象的だった10年前と4年前の全員日本人で乗り込み、永井達也のゴールでもぎ取った劇的勝利の試合のみ。90分での勝利というと、4年前のたった一度だけ・・

というわけで、
『2002年のような勝利をもう一度』という(個人的な)テーマで臨んだ今回の磐田戦。
ユニも久々にパジェロで参戦。

当日午前10時過ぎにスタ到着。
田舎です

わかっていたことではありますが、すでに凄い並び・・
今年はゴール裏に入れるのであろうかという不安を抱きながら11時半過ぎに開門。
さあ行くぞ

自分達の手前で列が切られ、本来のビジター入り口のCゲートではなく、Bゲートから入場。
2年前に来た時はゴール裏はいっぱいで、脇の立ち見席(しかも階段)に押し込まれた為、今回はどうしてもゴール裏に入りたかったのですが、予想通り既に前日入りしていた人たちによってしっかり確保されていて満席状態。仕方なくまた脇の立ち見エリアへ。
見やすいところではあったのですがね

満席だけど、後ろはまだまだ列が・・・
これからいったいどんな地獄絵図が待っているのだろうかと思いましたが、ここでS氏(裸の人)登場。
ゴール裏を詰めに詰めて300%状態。結局長い列の人達も入りきってしまいました。いやぁ入っちゃうもんなんですねぇ。

ゴール裏に行きたかったから、この時自分らも便乗して入っていっても良かったんですが、上から様子を見ていたら、もうどこでもいいかなという気持ちになって、どこに居ようが一緒だよねってことでそのままキープ。まあ死角もない場所だし。
メイン方向
視界良好

それにしても、清水にせよ磐田にせよ、年々静岡のサポはガラが悪くなっている印象を受けるのは私だけであろうか?
やたらガチャガチャと騒ぎ立てる田舎サポ。
今日の敵サポ
昨年のエコパで試合終了後、仲間と駐車場を歩いていたら、
「あー浦和弱えー 本当弱えーなー浦和」
とかいって、(試合は引き分けだったにも関わらず)絡んできたDQN系田舎サポ数名。
しかし、浦和人はこういう頭の悪い奴らをまともに相手にしてはいけません。我々も同レベルになっちゃいますからねw
(とか言いながら今回の試合後だったらぶっ飛ばしてたかもしれませんがw)

その敵サポの頭上の席に赤ユニを着て乗り込んだ同志達の姿を目にした時は実に感動しました。できればフラッグとかも振ってほしかったな。

今回は残念ながら負けてしまったけど、聞きたくなかった「線路は続くよ(ry」を聞かされたけど、次来るときは必ず勝って「We are Diamonds」歌うからな。
ヤマハで次やるのは何年後か知らないが。まああまり来たい場所ではないですけどね。

とりあえず4日に、磐田の代わりに、違う静岡のチームを成敗してやりましょう。

ウォークラリー状態w
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21 October

降りかかる火の粉を振り払え

それは1週間後のヤマハへと続く『PRIDE OF URAWA』
■Jリーグ 第28節
 浦和レッズ 2-2 川崎フロンターレ(埼玉)


ホーム3連戦最後の試合は勝ち点差7の位置につける3位の川崎。悲願達成の為の終盤の大一番。可能性のあるチームは直接叩くのみ。絶対に勝たなくてはいけない試合。

今回は、千葉戦で「そう言えば最近やってなかったな」と思っていた『威風堂々』から始まり、『ウォーリア』→『ララ浦和』→『We are REDS』と繋げ、そして『PRIDE OF URAWA』。出せるものは全て出して、大宮戦以来のこちら側攻めでキックオフ。

開始後しばらくはレッズペース。
攻め上がり封印宣言していた闘莉王もしっかり相手ゴール前へ。

いきなり、後方からのロングボールからシトンが抜け出そうとするチャンスが生まれるが、ペナルティエリア内で相手DFがこれを手で阻止。しかしPKにはならず。

際どいところでの判定は、微妙なプレーしかできなかったというのも一つの事実。だったら誰も文句のつけようのないプレーをすれば良いのだ。いつまでもぐだぐだ言ってないでね。
・・・と、言わんばかりのその後シトンの先制弾!再び来たロビングボールを今度はトラップしてうまく相手DFを一人かわし、まだいたDFが詰め寄る前にしっかりコースを狙っての素晴らしいゴール。
あれを決めてしまうのですからね。まさに文句のつけようがないワールドクラスのゴールでした。

その後相手にPKを与えてしまいスコアは同点に。
ロスタイムの危ない場面はなんとか凌いで前半終了・・

久々に重い空気のハーフタイムも、『好きにならずにはいられない』で選手を迎え、気合を入れ直して後半開始。

開始数分後アレがサイドを振り切られクロスを上げられて、それを相手に頭で合わされてまさかの逆転。
アレの軽いプレーにベンチではギドが大激怒(しているように見えた)。

しかし、すぐさま相手のクリアを拾った暢久が走りこむロビーに絶妙のスルーパスを通して同点。
そう簡単にやらねえよ!

この後、闘莉王がついにイエローを貰ってしまい次節は出場停止に。次の事はとりあえず忘れておこう・・

そしてここでアレと相馬をチェンジ。再び相馬・森対決へ。

そして20分過ぎには達也を下げて伸二を投入。今回は早めの時間。(展開からして当然ですが)

その後一進一退の攻防が続き、途中、シトンが落として伸二がシュートという今年のカシマで決めたようなかたちでのゴールはオフサイドということで取消しに・・

残り15分ぐらいのところで平川と永井を交代。これで両翼が入れ替わり、完全に両サイドからたたみかけようという狙いへ。

それからロビーがペナルティエリア内で倒されるシーンや、相馬からシトンへのクロスが何本か入るなど何度かあったチャンスをものにできずタイムアップ。

最悪の結果ではなかったにせよ、ホームでの引き分けは負け同然。非常に悔しい結果です。
ここ数試合忘れかけてた勝つことの難しさと重要さを再認識しました。

次はヤマハとなりますが、嫌な思い出のほうが圧倒的に多い場所。簡単には勝てないと思いますが、『頂点』を目指す我々はそうも言ってられません。勝つしかないのです。なんとしても勝ち点3をとって帰っきたいですね。頑張りましょう。


【本日の余談】

?SPITZ
開門前、南広場でSPITZが流れていて感激しました!ついにきました!しかもメドレー。
おそらく『RECYCLE』を使ったと思われますが、誰か聴いたor気付いた人いないかな?
ついに埼スタでのコラボきた!

?最近お約束となってきた1試合1レッズポン。
試合後、気分転換にもう一度やってみたのですが、これはないでしょう〜
ある意味貴重ですが、物凄くやりきれない気持ちに。。
(ゴールはとりあえずおめでとう・・)

Heartbeat
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15 October

首位固め

そして負けられない試合へ・・
■Jリーグ 第27節
 浦和レッズ 2-1 アビスパ福岡(駒場)


前節ようやく千葉に勝利し、優勝へ向けて大きく前進した我らがREDS。
さらに前日ガンバが横浜と分けた為、勝ち点差を5に広げる大きなチャンスとなった今回の福岡戦。

ゴール裏からは久々に紙ふぶきで試合開始。

序盤から攻めるレッズ。
長谷部がドリブルとワンツーで抜け出してシュートという場面もゴールならず。

その後、相手ペナルティエリア右付近で啓太が倒されFK。これをアレが横に流して意表をつくが潰されて失敗。
その数分後、同じような位置で今度は平川が倒されてFK。アレは今度はファーへ大きなボールを上げると、そこで待っていた闘莉王が福岡の川島を押さえ込みながら頭で合わせて先制ゴール。
闘莉王はこれで3試合連続ゴール。素晴らしい。

それから立て続けにCKのチャンスも追加点ならず。
その後も相手陣内での試合運びが続くが、結局ゴールは奪えず前半終了。
どことなくもやもや感が残った前半。

しかし後半、秒殺ゴール!
暢久の前線でのカットから達也がシュート→キーパーが弾いたところシトンが得意の角度から確実に決めたというもの。

その後しばらく福岡の攻撃が続くも、徐々にレッズペースへ。

そして、
長谷部⇔ウッチー
平川⇔永井
と立て続けに交代。

残り10分になると、攻めるも、マークがずれた中でカウンターを食らってバタバタする危険な展開に・・・
バロンを投入しさらに波状攻撃を仕掛けてくる福岡。

終了数分前にようやく伸二がタッチラインに現れ、
「早く交代しろ」
と思っていた矢先に痛い失点。
ここ数試合、後半の終盤で重要な役割を果たしていた伸二。あと10分、せめてあと5分早く入っていれば・・・

試合はこのまま終了。
最後は余計な失点でしたが、最低ノルマの勝ち点3はとりあえず無事確保。この失点はこれからの試合の糧にしてほしいですね。

それにしても、シトン&闘莉王は素晴らしい。特に闘莉王。福岡ごときに闘莉王をフルで使ってしまいましたが、足は大丈夫なのだろうか?あとはイエローも心配。これからは重要な試合が続くので、もう1枚ももらわないでもらいたいものですが・・


さあ次節は川崎です。
「忘れない」って言われてもねえ。敗戦を「何か」のせいにする前に、浦和の強さと己のチームの未熟さをしっかり敵将に認識させるために、ここはガツンと叩きたいところですね。
この重要な試合をきっちり勝って、そしてラストスパートといきましょう!



【余談】

?今日の敵サポ
蜂サポ
デカデカと「残留」のマクを出島に貼ってましたが、かつてジェフが開幕だというのに同じ位置に「一部死守」というダンマクを出していたのを思い出してしまいました。
ただ個人的には、にわかせんべいの顔のデカ旗を出していたほうのが衝撃でしたがw


?川島

今回、特にセットプレーで何度も対決した闘莉王と川島。
川島が元レッズだったというのは、多くの方が気にされていたようですが、実は闘莉王と川島が以前センターバックでコンビを組むようなことがあった(※こちらを参照)のはあまり皆さん気付いてなかったようで(って当たり前か・・)
あれから4年後、今度は敵同士として駒場で対戦だった、というわけでした。
(※ 3月のナビの時は川島はベンチウォーマーでした)


徐々に、頂点を意識
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07 October

威風堂々

ようやく犬狩り
■Jリーグ 第26節
 浦和レッズ 2-0 ジェフ千葉(埼玉)


去年千葉にリーグとナビで共に1敗1分。そして今年もフクアリで敗北。どうも千葉に勝てない状況が続いているわけですが、そろそろこの辺で終止符を。

前節坪井が負傷したため、ついにネネの出番がまわってきました。
相手FWにぶち抜かれて、たまらず手で抱え込んで赤紙・・なんていうネガティブなイメージがどうも付きまといがちですが・・・
試合前のMDPを見て驚愕。主審がジャスティス・・・これって最悪な組み合わせじゃね?
しかし、ついにリーグ戦、しかも埼スタにジャスティス降臨ですよ。つか、なんでこう毎年千葉戦ばかりジャスティスなんだよ。

と、文句ばかり言ってるわけにもいかないので、試合前はしっかりネネコール。

埼スタは5周年ということで、5年前のこけら落としは今回のタイトルでスタートしていて、個人的に今回もそれでいきたかったのですが、しかし始まりは、今季最高の5得点の前節でさえ出さなかった「アレ浦和」。
前の試合の良い流れをそのまま持ち込みたい時によくやるパターンの一つなので、それでも十分うなずけるスタートですけどね。


最初の15分は潰しあい。
均衡を破ったのはネネのフィードでした。遅攻の展開から前線のスペースへ放り込むと、シトンが素早く相手DFとボールの間に入りそのまま突撃。その後DFに蹴りをもらって倒れて、ここでジャスティスがいきなり本領発揮!相手DFにレッドカード!
ここ数年レッズに不利なジャッジしかしなかったジャスティスでしたが、こういうこともあるんだね。見直したよ。(カードでゲームを支配しようとするやり方は相変わらず認めないけどね)

とりあえずPKをシトンが決めて先制。

人数が一人多いレッズはその後有利に試合を進め、闘莉王も自由に攻撃参加。
それでも追加点は奪えず前半終了。

後半も攻めるレッズ。

10分過ぎ、闘莉王がヘディングで決定的な2点目。
ポジショニング、競り合い、腰の入ったヘッドと完璧なゴール。足を痛めてるというのに本当に凄いですよね。

ロビーと達也の交代後、限界の闘莉王がウッチーと交代。

闘莉王が下がったとたん、高さで負けだし始め、あわやと言う場面が何度も・・

途中、ゴール前で両選手は入り混じって、もみくちゃになる場面がありましたが、ベンチに目をやると闘莉王がいまにも割って入ってきそうな勢いで出てきていました。ベンチでも闘ってます。

終盤になっても必死の千葉。走り続ける姿はさすがだなと思いましたが、ここですかさず伸二を投入。

落ち着きを取り戻すと、あとはもうレッズペース。最後何度も決定的場面がありましたが、追加点は奪えず。

最後、『PRIDE OF URAEWA』を止めて『アイーダ』に切り替えたところでホイッスル。


ついに千葉から勝利です。
2004年、千葉(市原)はレッズに勝てない何かがあると思っていましたが、あやうく逆になるところでした。


久々にリーグ戦登場のネネはよくやってくれました。ヘディングの空振りや相手のドリブルに追いつけなかったりなど守備で多少の不安面もありましたが、攻撃においては坪井にはできないことをたくさん見せてくれましたね。
(もっとも坪井はボールを持ってハーフェーラインを超えると挙動がおかしくなりますけどw)

あとは暢久がかなりキレていました。攻撃でも守備でも獅子奮迅の働き。ゴール前で切り替えして切り替えしてシュート!の多さは暢久の好調さを示す一つのバロメータ。次節もスタメン確実でしょう。

で、次節は残留争い中の福岡。初めて鹿狩りを成功させた福岡はかなりテンションが高まっていると思われ。
しかし我々が駒場で負けるわけにも勝ち点を取りこぼすわけにも
いきません。去年越えられなかった勝ち点60の壁をここで越えましょう。必ず勝利を!



しかしこの日は物凄い強風でした・・
当抽待機列

乾燥肌の私はこの日一日で既に唇が荒れ、手はかすかにひび割れが。

にしてもこの時期の空気の臭いはナビスコ決勝を思い起こさせます・・。来年はなんとしてもいきましょう。国立に。
鹿の『10冠』はなにかと癪に障るので、V2しちゃってください>余る千葉殿


バモ闘莉王!ギザ闘莉王!!w
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