Archive for March 2007

21 March

ASIAでひと暴れしようぜ!

価値ある”1”
■ACL グループステージ第2節
 シドニーFC 2-2 浦和レッズ(AUSSIE STADIUM)


浦和レッズの海外での初の真剣勝負。この試合にどれだけの価値を求め見出すかは人それぞれでしょうけど、個人的にこの試合だけは絶対に参戦せねばなるまいと思い続け、ようやくこの日が来ました。
世界へ飛び出しそしてその初戦。選手達がピッチに入り第一声をスタジアムに響かせ、そしてその感動を選手達と共に共有できる最初の瞬間はここでしか味わうことができない。どうしてもこの試合にこだわりました。

もちろんそれは傍からすればどうでもいい話で、我々の目的はシドニーで勝ち点を奪うこと。
1次リーグ突破に向けて当面のライバルと目された上海がどうも予想以上に弱いようで、ターゲットはシドニーに変わろうとしています。

このオージー野郎共からなんとか勝ち点を奪いたい。

場内のばかでかいBGMに、気合全開で放った「ウォーリア」がかき消される中で始まった試合は、いきなり痛すぎる先制パンチ。

なんかブルズカップといい、海外での試合はこんなんばっかりじゃないか?!

スカスカだったスタジアムが気がつけばびっしり。いきなりドカンと盛り上がり、いっきにアウェイの雰囲気に。
日本とは桁違いのスタンドのどよめき。ありとあらゆる場所からチャントが発生する可能性のあるスタンド。こうでなくて・・は。

完全にシドニーのリズム。場内の雰囲気にも押されレッズはまったくボールをキープできず。

そしてさらに20分。自陣ペナルティエリア内で、闘莉王、坪井のレッズ自慢のDFコンビがスルスルと交わされたと思った瞬間、相手が転び、ジャッジはなぜかPKに。

おい、それはねーだろっ!

抵抗も虚しくサクっと決められ0-2。
完全に厳しくなってしまった。改めてアウェイの厳しさを痛感。

しかしここから徐々に変化が。
レッズのボールタッチが増えてくると、少しずつ攻めのかたちが見え始め、迎えた30分、闘莉王が相手ボールをカットし、右の暢久に繋げると、暢久はそのまま前線へ。キープした後に中に切り込むと、中央で待っていたフリーのロビーへパス。ロビーがそれをダイレクトで打ってキーパーの届かないゴール左へ決まり、まず一点。

どんどん運動量の落ちてくるシドニー。

残り10分でネネが負傷退場し、代わりに長谷部投入(→阿部がDF)。

そこからはほぼレッズのリズム。
前半はそのまま終了も、なんとなくいい感じの終わり方。

このペースなら絶対いける!まず一点取ろう!

そんな気持ちから『アレ浦和』で後半スタート。

相変わらず相手の足はほとんど動かず。
一応、現地は日本でいうと7月8月並の気候ですからね。慣れているとはいえ飛ばしすぎれば当然スタミナの消費量も激しいでしょう。

そしてレッズペースのまま9分。
波状攻撃からロビーが右へ。そこからクロスを放り込むとキーパーが飛びついてキャッチ。・・・と思ったらポロリ。すかさず目の前にいた永井がそれを押し込んでゴール!!ついに同点!!
よっしゃいけるぞ!
このまま、まくってやろう!

すでに暢久が最終ラインに入り気味のポジショニングとなっていたレッズ。
15分経過したところでその暢久と平川を交代し、完全な4バックへ(?)

しかし、このあたりから反撃のシドニー。
きつい時間もなんとか凌ぎ、ゴール前のFKも都築がスーパーセーブ。

なんとなく苛立ちが伺える場内スタンドはだんだん殺気立つ感じへ・・。

その空気にも負けじと、
『We are REDS』
『ララ浦和』
『COME ON URAWAREDS』
『アイーダ』
『PRIDE OF URAWA』
出し惜しみせず、使えるものは全て使い、とにかく残り時間を絶えよう。できれば1点取りたいが、まずこの勝ち点を失いたくない。

途中平川が削られ、代わって細貝がピッチへ。

残り5分。
裸の人(S氏)の水が飛び交う中最後のひと踏ん張り。

ロスタイム2分も無事乗り切って、そしてホイッスル。

いやー、選手達は良くやりました。

もちろん、「ウラワなんてただの弱小チーム」という印象をオージー達に大きく与えてしまった最初の失点は非常にいただけないですが、それでも理解し難いPKなどある中最後はこういう結果に終わり、そしてこの雰囲気の中で奪った勝ち点は非常に価値のあるものでしょう。

でも本当は凱歌の『We are DIAMONDS』を歌いたかったんですけどね^^;

私としてはこの初めての海外アウェイで受けたインパクトは今後忘れることはないでしょう。
もう日本ではどこ行ってもアウェイを感じることはありません(笑)
もちろん、日本語どころか英語さえも通じない国、中東や反日感情の高い国などではもっと過酷なものであるのでしょうけれども・・。


さて、アウェイでシドニーからの勝ち点獲得という目標達成の余韻も程々に、次はJリーグ。大分戦に切り替えです。
国内では浦和からは比較的行きにくいスタジアムの一つではありますが、先ほども書きましたが12時間以上のフライトを体験した身では大分なんて全然w
電車やバスの乗り方、タクシーも日本語通じるし。チョロイもんです。
当然試合では気は抜けませんけどね。そこはしっかり。

個人的にも大分はここ数年で負けたくない相手、負けたくない場所の一つとなっているし、当然勝利しか考えていません。
調子の良いガンバや名古屋に置いていかれないようにしっかり勝ち点3を取ってきましょう。\(^o^)/(←永井ブログ風)


というわけで以下今回の遠征詳細です。

-1日目- 3/20(火)

午前10時には成田到着。
個人的には10数年ぶりの成田空港

しばらく日本食は食えないってことでコレ。
そば食っとけー

アイマスクや小銭入れなどを入手し、さらに海外用の携帯をレンタルできるってことで早速借りに行くことに。
カウンターまで行き、そして↓のようなやりとりが。

「どちらまで行かれますか?」
「シドニーです」
「・・アメリカですか?」
「え?いや、シドニーです」
「・・・どちらの国でしょうか?」

はあ?
( ´,_ゝ`)プッ

「オーストラリアです」

ありえねェ〜
国際空港で働く人間がそんなんでいいのか?w

その後、そろそろ時間になってきたってことで出発ゲートまで向かったのですが、列にならんだところでパスポートの紛失が発覚。
これだけは気をつけなければと思っていたのですが、いきなりここで失くすとは・・_| ̄|○

すぐに今まで通ったところを一通りまわって、そしてさっきの携帯のレンタルカウンターで「ありました」との報が。
人をバカにしてるからこんなことになったのでしょうか。。
インフォメーションまで連れて行かれ、面倒な落し物返却書類を
書かされました・・。
いっきに冷や汗が噴き出してしまいましたが、まあとりあえず見つかって良かった・・。

午後14時過ぎになんとか成田を出発。
そして2時間ちょっとで到着。韓国に。
インチョン国際空港

なぜ、韓国に・・
高い直行便を避けて、乗継で少しでも安くってことで、ええ。
ハングル文字わからねぇー

まあ、韓国は近いうちに絶対来ることになるでしょうから。来年もうちらはACLありますしね。多少言葉とウォンに慣れておくってことで。

ロンブーの抜き打ち私服チェックばりの金属探知機で、厳重な身体チェックを受けた後、空港内を散歩。

ケンタッキーの店で「あずき粥」なる謎の食べ物を食してみました。
グロテスクなんですけど・・
予想通り、あまり美味くない。つかこれ、ただのホットなつぶあん。
そもそもなんでケンタッキーの店で売ってるのか。
ちなみにこれで2800ウォンでした。
(1000円=7000ウォンちょっと)

その後、水と謎のお菓子を買って、搭乗ゲート前へ。

しばらく休んでいたら、空港内で仲間の名前がアナウンスされ、もちろん名前意外はハングル語のため内容はわからずで、でも空港内にアナウンスするぐらいだからただ事じゃないんだろうなと、急いでカウンターへ。
カウンターへ行ってみると、やはりハングル語でなにやら言ってくるのですが、全然わからん!誰か助けてくれー

このままだと搭乗できないのだろう。提示する書類になにか足りないものがあったのだと思い、パスポートから搭乗券、トラベルカード、オーストラリア入国登録証などすべて出してみるものの、どうも違うようだ。

職員の一人が
「モニター、モニター」
と言っているのに気付き、さらに
「シート」
「ブレイク」
と聞こえたところでようやく判明。
要は、仲間の前の座席のシートに付いているモニターが壊れていたのです。

出国できないわけじゃないことがわかって一安心。
その後座席を変更するか?みたいなことを言ってきたので、そのままでいいということを説明して。なんとか一件落着。

ったく、モニターぐらいで空港内アナウンスしないでくれよ。
つか、いくらモニターとはい言え、壊れてるって・・・。
大丈夫なのか?コリアンエアー。

とりあえずなんとか19時半に韓国を経ってシドニーへ。
ふー

機内食は当然韓国料理。
ビビンバ

韓国にくる便の中でもそうでした。
辛いっす
ちょっと辛めの韓国風中華丼みたいな。でも中華じゃないので、つまり、韓国丼?

そして地獄の12時間フライトへ・・。


-2日目- 3/21(水)

なかなか寝れない中でもなんとか1,2時間眠り、ふと目が覚め窓の外を見るととついにオーストラリア大陸が!
まぶしい!

機内での朝食後、少しして着陸。
キングスフォード・スミス国際空港。
ついにきたか

無事に到着したのはいいものの、空港でのトラブルと飛行機で既にかなりのお疲れ状態・・。これから10数時間後に試合だってのに。

外に出ると、もわっとした蒸し暑〜い空気。
夏です

確実に30度近くはあると思われ。
駐車場

しばらくして送迎バスによりホテル前まで移動。
歓楽街ですよー

この時点で9時半(現地時間)。
ホテルのチェックインは14時、スタジアムへの出発は16時半ということで、しばらくフリータイム。

とりあえず、シドニー市内を徘徊することに。
まずはオペラハウスを目指し、地下鉄に乗りマーティンプレイスへ。
アバウトに切符を買い、アバウトに乗ってみる

地下鉄を降りて、
・・ここはどこだ??
オフィス街っぽいが

地図を見ながら悩んでいたら、謎のオーストラリア人に捕まる。
「迷っているのか?案内してやるよ」
みたいなことを言われたので、
オペラハウスに行きたいと伝えてみる。

ついていって大丈夫だろうか?そのまま拉致られないだろうか?
不安を抱きながら、半ば強引に連れて行かれ、しばらくしたら
「この道をまっすぐいけばOKだ」
みたいなことを言っている。
おお!いい人だった!
感謝の言葉と握手を交わし、オペラハウスへ。
マッコーリー・ストリート

しばらく歩くと見えてきました。
さっきの人はやっぱりいい人だった!
オペラハウス

間近で。
おおー

オペラハウスから見えた景色。
実にシドニーです

こちらはハーバーブリッジってやつでしょうか?
車線が世界一多い橋

さすがに観光地だけに、ちらほらレッズサポの方も見受けられました。

一通り見て、来た道を戻りハイドパークへ。
見上げるとシドニータワーが。
さすがに中には行きませんでした

そして隣にある聖メリーズ大聖堂。
教会っす

中に入って祈ってきました。
浦和に勝利を・・アーメン

公園で一休み。
謎の噴水

それにしても暑い!
あまりに暑い為アイスなど買ってみたり。
3ドルって、高くね??

鳩などの鳥がいるのですが、中には変?な鳥も。
しかもコイツ、逃げません。
コバトン?

昼食ということで。繁華街へ移動。
なんとなく銀座っぽいような

とりあえずビーフを。
味は・・イマイチ

食事を終え、散歩しつつタクシーにてホテルへ。

途中海軍の軍艦っぽいのを発見。
戦艦?!

13時過ぎにはホテルに戻り、ロビーで休憩後。
チェックイン。
部屋から見た景色

既に汗だくだったため、シャワーを浴び、軽く仮眠して、いよいよスタジアムへ!

直行便だからみんなユニに着替えてます。
ロビーが赤い人だらけになった為、ホテルのフロントの人が目を丸くしていました(笑)

さあ出発!
いくぞー

チケットも手にし、テンションUP!
ようやく手に

15分程度で到着。バスを降りてしばらくして見えてきました。
屋根がなんとなく味スタっぽい

そしてオージースタジアム。
正面より
近くで

どんどん集結する赤い人たち。日本であるような並びはなし。なのでもちろんガムテもありません(笑)
さすがですねー

しばらくすると、みんなが通りの方に移動しているので行ってみると。
来ましたよー、物々しい人たちが(笑)
来たぞー

ウラーワレッズ!
みんなで

というわけで、BOYS到着。
コールリーダーが嬉しそう

すかさず決起集会!
ウィーアーレッズ!ウィーアーレッズ!

なぜか一緒に並ぶシドニーサポに向かって、
「シドニー!シドニー!くそったれっ!」
「シドニー!シドニー!くそったれっ!」
いくら言葉がわからないからってw

そこにいたオーストラリア人がみんな口あんぐり状態で驚くばかり。
次第にカメラでパシャパシャやりだす人も(笑)

しばらくして開門。
オラ〜

みんな一斉にKゲートへ・・
突撃じゃあー!

そして中へ。
ゴール裏から

4万のキャパの割にはこじんまりとした印象。
ゴール裏の傾斜とかの感じから、博多の森のグレードアップ版って感じ。なんとなくですが。
バックスタンド
メインスタンド
浦和側エリア

ビールも売っていました。
5.2ドルぐらいだったでしょうか。まあ妥当なところ?
オージービア

しばらくして、席詰め。そして臨戦態勢へ。
裸の人の出番です
気合充填

選手達も入ってきて、いよいよです。
ちなみに向こう側はガラガラ

スタメン発表はレッズの選手も写真付きでしっかりアナウンス。
日本のようにビジターはアバウトってことがないのね。

「ファビオ・ブリトー」
って誰?と思ったらそういえばネネのことだった(笑)

シドニーの選手で知っているのは元広島のコリカぐらい。
闘莉王とコリカはその時のチームメイト

ちなみにレッズとシドニーの親善大使といえばゼリッチですよね。
スタジアムに来ていたようで。会いたかったなぁ。

試合前のあまりの緊張感ないホーム側を見て、余裕で勝てるのでは?と思いましたが、やはりそう甘くはなく、なんとか引き分けて価値あるドローに。
よく頑張った

ウラーワレッズ!!
胸を張って日本へ

皆さんお疲れさまでした。
帰りましょー

ちなみに、浦和側のゴール裏に宮本や稲本の代表ユニを着ていた現地の人が居たのは内緒ですw
中には「NISSAN」のロゴが胸に入った某青いユニの人も。ありえねーw

帰り支度をしてスタジアムの外へ。
次来るのはいつであろうか?

試合中もなんとなく殺伐としていたし、2-0から追いつかれたぐらいだから、シドニーサポはさぞ頭に血が上っているのかと思いきや、なんか楽しそう。なんとなくW杯で盛り上がっている人のような感じで、しかもレッズサポにかなりの有効ムード。
私も何人かに、
「ナイスゲーム!」
と握手を求められました。
浦和普及活動の一環?として、レッズのミニフラッグを何本か持って来てたので、その人たちにあげたらエライ喜んでおりました。

どうやら現地の人たちは浦和レッズに相当驚いていたようです。

ホテルに戻り、周辺のバーやレストランなどの店は赤い人たちだらけ。もともと歓楽街ということですが、なんとなくお祭りムードで浦和レッズ旋風が巻き起こったような感じ(笑)
近くのコンビニ(のような店)に入ったら、店員が私のユニを差し、
「そのシャツはいくらぐらいするのか?」
みたいなことを言ってきたので、適当に
「100ドルくらい?」
とか言ってみたら、
「買いたいんだけど」
とか言い出し、大事なユニなので断ってしまったのですが、
今考えたら売ってあげればよかったとちょっと後悔。DHLユニだからまた買えたし。

すでに23時をまわっていて、翌日も早いため、ホテルに戻って仲間と勝ち点1の祝杯を軽く上げたあと直ぐに就寝。
うい〜


-3日目- 3/22(木)

朝5時半にたたき起こされ、ホテルのフロントにミニフラッグの最後の一本を渡し、6時半には空港へ出発。

新聞の扱いは意外と地味でした。見た新聞が悪かったのかな?
ちょっと期待はずれ

空港に到着し、チェックカウンターの人がこちらを見て、なにやら手をパンパンと叩いて、ゲッツのポーズをしきりに繰り返しているのですが、昨日の試合をテレビで見ていたらしく、どうやら浦和レッズコールの真似をしてたらしい(笑)

でもこんなに友好的なのは、ここぐらいではないでしょうか。少なくとも上海やインドネシアでは絶対ないだろうなあ。

軽くお土産を買って出発ゲートへ。
日本へ帰りましょう

帰りももちろんコリアンエアーです。
ニダー

さらばオーストラリア。
See you again !!
来年ももしかしたら、シドニーではなくとも来るのかもしれませんね。その確率は結構高い。

離陸の時に、個人的に今ハマっているLOSTを思い出し、ちょっと恐かった(笑)

機内で韓国料理がっつり3食。
遠征中の食事の6/8が韓国料理(機内食)でしたが・・

日本時間夜22時頃に成田に無事到着となりました。
ふいーー


非常に得るものが大きかった今回の遠征。
そもそも大会の価値として、個人的には『Jリーグ>ACL』、つまりJリーグの方が大事だ、という位置づけでとらえていたのですが、(開幕のケディリ戦でも少し思ったのですが)ACLに対する考え方はまったく変わってしまいました。
またチャンスがあればぜひ。

ちなみに次回の海外遠征は未定です(笑)

ここで得たものを次に
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07 March

世界への第一歩

こんなもんじゃねえ
■ACL グループステージ第1節
 浦和レッズ 3-0 ぺルシク・ケディリ(埼玉)


ついにこの日が来ました。
掴みかけて掴みきれず、届きそうで届かず、そしてACL出場が決定して待つこと1年ちょっと。ようやく浦和レッズがアジアへと踏み出す記念すべき日。
最初の「カンペオン」はチャンピオンとして、ではなく世界で輝けという願いから(と解釈しましたが)。

俺たちは、アジアに、世界に「浦和あり!」というのを見せ付け、浦和レッズの存在を世に知らしめなればいけないのです。そういう意味で前回記事で書いたノルマの30-0。もちろんスコアは大袈裟なものですが、とにかく点を取れるだけとって、勝ちたい。

試合開始直後の3,4分は様子見で、先制点を奪わなければいけない
(個人的に設定した)時間があっという間に経過。

相手との力関係がわかるとあとはもう圧倒的にレッズ。レベルが違いすぎる。
というか相手にやる気が感じられない。
わかりやすくいうと、テンションがちょい下がり気味のラフプレーのない静岡FCってところ(ってわかりにくい?!)。

まあやる気のなさは試合前から感じてはいたのですがね。
見知らぬ相手に、見知らぬ相手サポ。一体どんなやつらが埼スタに乗り込んでくるのかと思ったが、ウォーミングアップに出てこないわ、サポも居ないわで、挙句の果てにサブの登録メンバーも少なめ。

こんな奴らは徹底的に叩きのめさねばなりません。

先制点は12分でした。
コーナキックからゴール前で暢久が蹴りこみ、相手がブロックするもシトンが押し込んでまず1点。
ようやくワシが決めたのか!と思ったら、暢久の最初のシュートで入ってたようで。

それにしても最初の1点に12分も要してしまったのか・・と出遅れた印象。
このペースだと10点も取れないんですけど。

このまま得点を重ねていきたいところでしたが、イージーミスやアンラッキーな部分もあり結局追加点は前半終了間際にロビーからのパスを右で待っていた永井が蹴り入れてのゴールのみ。2-0で前半終了。

バルサが2-0で前半を終えたにも関わらず、格下相手に不甲斐ない試合内容のためカンプノウが大ブーイングに包まれるというシーンを見たことがありますが、それをちょっと思い出してしまいました・・
さすがに直前に永井のゴールがあったのでブーイングはありませんでしたが。

しかし後半になるといよいよという感じで・・
アグレッシブに来ない相手の動きにあわせがちで、遅いビルドアップに、あからさまに少ない運動量。

そして20分過ぎにまさかのシトン交代。

ブルズカップからなんとなく続いているレッズの不調。やはりレッズが調子を上げて波に乗っていくには絶対的エースの力が必要であって、それは今のレッズでは間違いなくシトン。
本当は今回5点ぐらいは軽く取ってもらう予定だったのだが、プランが崩れたので、この試合のためだけではなく、今後を見据えてと言う意味でも、せめて1点(今シーズンの初ゴール)だけでも取ってから交代して欲しかったのですが。もちろんオジェックの考えも理にかなったものだとも思いますけども。

ユニ投げ捨て行為もあってますます雰囲気が悪くなり・・・

しかし、この雰囲気を代わって入った岡野が一掃。
そして岡野が走ることによりチーム全体が徐々に活性化。

とにかく追加点。
はやる気持ちを相手キーパーにブーイングでぶつけてましたが、そしたらこのキーパー、レッズゴール裏を挑発してきやがる!
こういうのはJでは滅多に見られない光景ですよね。

そしてこの直後、伸二の左ミドルが炸裂!
先ほど挑発してきた相手キーパーはただ無様なだけでした。

もちろんこの後も貪欲にゴールを!

ラスト10分、相馬を下げて平川投入で勝負、も、4点目を奪うことはできず結局そのまま試合終了。

浦和レッズのアジア初戦は、3-0で勝利。
勝ったのに負けた感じ。それは、どこの山奥にいるとも知れぬこのわけのわからないチームにではなく、上海やシドニー相手に・・。

明らかにレッズはグダグダだった。
こんなんでいいのか!?と言いたいことはいろいろありますが・・・、・・まあ初戦だったということで。

とりあえずリーグに切り替えです。


せっかくの8年ぶりの開幕勝利というものを無駄にしたくはありません。
スタートダッシュのためにはまずここで連勝というかたちで結果を出すこと。非常に重要な第2節。勝って帰ってきましょう。そして願わくばシトンのゴールも。


#つか、この時期にナイターは厳しいでつ(´д⊂)
 それにユニ&スーツのズボンというスカスカの格好もまずかった

AJIA仕様の埼スタ
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