05 October

4年連続ならず

気持ちは見えた
■ナビスコカップ 準決勝2ndレグ
 ジェフ千葉 2-2 浦和レッズ(市原)


去年の決勝での悔しさ、準決勝1stレグのやりきれなさ、何よりもまた浦和レッズだからこそ作り出せたあの素晴らしい舞台に行きたいという思い、いろいろな気持ちを持ち込んで臨んだ闘いでしたが、その気持ちは選手達に確実に届いていました。大阪では見れなかった闘争心。それが前半の2点に繋がった。しかし、掴みかけた国立への切符は結局千葉の手に。神戸で「もう一度ゼロから」と始まったナビスコカップ@2005が終わってしまいました。

終了後、選手達が挨拶に来たところから、スタンドを後にするまで、やはり今までの3年の決勝の色々なシーンを思い出してました。そして「今年は決勝には行けないのか」と。

2002.11.4 2003.11.3 2004.11.3

いろいろありましたが、その中でもやはり浦和レッズが初めて決勝に進んだ2002年の様々な光景や感じたことは全てが衝撃的で一番良く覚えています。
試合1ヶ月前から貼られたシート。チケットの並びと、あの『国立』だというのにチケットがあっという間に売り切れという前代未聞のできごと。試合当日レッズサポでジャックされた始発の京浜東北線。同じくレッズサポ専用となった国立近隣のコンビニ。駅まで伸びた今までに見たことのないありえない長さの待ち列。懐かしさを覚えるテント村。冷たいコンクリートの上にシートを貼っての仮眠。青山門付近から神宮球場前の道が真っ赤に染まった光景。開門前のレッズサポで溢れかえったいた代々木門前の雰囲気。7、8割のレッズサポで埋まった国立と、赤いフラッグの海と化したスタンド。そして敗戦後の「We are REDS」。

試合後呆然と立ち尽くし、喜びを爆発させる千葉サポを目にしながら、そんなシーンが頭をぐるぐると駆け巡ってました。

決勝で負けるのは悔しいけど、準決勝で負けるのも「あの感動の空間に身を投じれない」というなんとも言えない喪失感も重なって相当悔しいですね。しかも浦和レッズは過去3年連続で決勝に行ってたわけだから余計に。
でも、ナビスコはこれで終わるわけじゃなく来年もあるわけだし、また今年の決勝の前の11月3日にもう一つのカップ戦、天皇杯も始まります。そう言えば去年の天皇杯も準決勝敗退でしたね。元旦国立はまだ成し遂げていないので、ナビスコで行けなかった分、なんとしても今回は決勝に行きたいですね。

その前に来週からリーグ戦。柏戦。気持ち切り替えて頑張ります。
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31 August

もう一つの大事な試合

この悔しさとやりきれなさは一まず忘れてカシマへ
■ナビスコカップ 準決勝1stレグ
 浦和レッズ 1-3 ジェフ千葉(駒場)


週末の鹿島戦は非常に重要であるが、だからといって手を抜けなかったこの試合。
開始早々、巻の微妙なゴールによってプランは完全に崩されてしまう。
さらに追加点を奪われるが、前半終了間際にロビーがなんとか1点返し、後半にまき返しといきたかったところだが、逆に相手に1点を奪われ、そのまま終了。

巻の1点目。現場では目の前にいたにも関わらずまったく何が起こったのかよく解らなかったのだが、帰ってビデオで確認したら完全に手で押し込んだゴールであった。
自分の少年団時代は「サッカーは紳士的スポーツである」と何度も叩き込まれたものだったが、大喜びしていた巻自身には罪悪感ってものはないのだろうか?

タイミングが良いのか悪いのか、今週号のサカマガにこんな記事が。

「神の手ゴール?ああ、そうさ!」
-86年ワールドカップ準々決勝のアルゼンチン対イングランドにおける「神の手」ゴールについて、マラドーナはテレビ番組で”確信犯”だったことを認めた。サッカー史に残る問題の場面。長身のイングランドGKシルトンと競り合ってもヘディングで勝てないと察したマラドーナは「ちょっとしたいたずら心で」手で押し込んだという。ところが副審がノーゴールとしないことに、すぐに気づいたマラドーナ。反則であることに知っていて喜ばないチームメイトに向かい、一言。「早く俺を抱きしめに来い!じゃないとゴールが取り消されるだろう!」-
(サッカーマガジン)
 


とまあ、愚痴を書いてしまいましたが、そもそもレッズのDF陣はどうだったのか?集中しなくてはいけない時間にDFラインをあげなければいけなかったのか、どうなのか?絶対やってはいけない失点シーン。巻の手がどうであれ、今後二度と起こらないようにしなくては。

これで2ndレグで3点差で勝たなければいけなくなったわけですが、いきなり3点って考えたら、非常に厳しい。まず1点返す。そうすれば、あと1点取れば同点。そこから勝負。サッカーでは2点差が一番逆転しやすいとはよく言うが、とりあえずまだ負けたわけではないし、残り90分あるのだからポジティブに考えたいですね。

相手は、まだタイトルのないチーム。どうしても決勝にいきたいでしょう。
でも、俺らは決勝で闘うことの素晴らしさを知っているわけだし、さらに浦和レッズだからこそ感じることのできる感動もあると思うし、俺もどうしてもまた決勝に行きたい。
相手よりも決勝に行きたいという強い気持ちを持って、なんとしても臨海で決勝行きの切符を手にしたいですね。

とりあえず、この気持ちはしばらくしまっておいて、リーグ戦。鹿島戦。ただの天王山ってだけでなく、いろいろな意味合いを持つ試合だと思う。
トミーが負傷で交代し、ゴール裏も何箇所かで小競り合いが起こるなど微妙な空気になっちゃいましたが、もう一度一丸となって勝ちにいきましょう。
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