Complete text -- "勝利への一体感"
22 July
勝利への一体感
■Jリーグ 第14節
川崎フロンターレ 0-2 浦和レッズ(等々力)
「今日は絶対に勝ちたい!」
普段以上に気持ちの入った川崎戦。
後半戦初戦を落としてしまって連敗は許されなかったし、なにより優勝戦線に残るためには首位にいるこの川崎を引きずり下ろさなければならないし、ナビスコの借りもある。
絶対に負けられない戦いではなく、絶対に勝たなければいけない戦い。
試合は、中盤でしっかりパスを繋いでくる川崎に対し、ロングボールで達也に裏のスペースを走らせるかたちを多用するレッズ。また、長谷部が戻ってきたことで前に出て積極的に飛び出してチャンスを作りだす伸二。クロスに飛び込んで相手DFと交錯しながらもヘディングで競り合って、そのボールが惜しくもバーに弾かれる場面や、アレのクロスに飛び込むも惜しくも届かずといったシーンも。
とにかく、首位相手だろうがアウェイだろうが一歩も引かないレッズ。
前半30分、誰もが待ち望んでいた瞬間がやってきました。
闘莉王がプジョルばりのカット&オーバーラップで右サイドを突破すると、さらに伸二とワンツーで抜けて達也へパス。達也はキレのある動きで中央に切り込み、一瞬の隙をついて思い切り左足を振りぬくと、ボールはゴールへきれいに一直線。
新潟戦で絶対に近いうちに決めるだろうと思っていましたが、この重要な試合で、しかも先制ゴール!それに実に達也らしいゴールでした。
この後、まさかの展開が・・
暢久が立て続けにイエローをもらって退場。
おーい!!ジョージっっ!!!
現場ではさすがSR、またやってくれたな!としか思えませんでしたが、帰って確認したら1枚目はよくわかりませんでしたが(おそらくジョージへの異議かなんかでしょう)、2枚目は相手にしっかり肘が入っていました・・。
ここからは相手の波状攻撃が続くも、なんとか凌いで前半終了。
ここで、選手達への
「選手は10人でも俺達がいる!俺達がその分をカバーする!後半も共に戦おう!」
というメッセージのような We are REDS。
後半が始まるとすぐ、達也が攻め込み相手ペナルティエリアで倒されるもPKならず。ここはやはりSRジョージ。
その後、平川が達也と伸二のトライアングルで相手DFを突破するとキーパーと1対1になり、すかさずシュート!が、惜しくもキーパーに止められてしまう。
さらに平川のクロスからボールがこぼれ、フリーの伸二がミドルシュートを放つもゴールならず。これも決定的な場面でした。
相手の波状攻撃を人数をかけてしかっり守り、うまくボールを奪うと、無駄に前にいかずじっくり攻めるレッズ。
この後、守りでいっぱいいっぱいになりつつあった長谷部がウッチーと交代。さらに平川と相馬も交代。
そしてさらに達也と永井もチェンジ。
直後、アレが中盤をうまく突破すると、相手と3対2という状況へ。W杯ブラジル戦で見せた玉田へのアシストを思い起こさせるパスで永井へ。相手DFがセルフジャッジで止まると、あとは永井がこの日のファーストタッチとなるシュートでゴールに流し込んで追加点!どうしても欲しかった2点目がついに決まった!!
あとは、相手のシュートがポストに当たったり、山岸のスーパーセーブなどもありましたが、どうにか守りきってタイムアップ!
暢久を欠きながらも素晴らしい完封勝利となりました!
選手達の挨拶後もう一度、
We are REDS!!
結果的に、10人になったほうがより集中力が高まって動きがよくなるという、まあありがちなパターンに。
それにしても280日ぶりの達也のゴールは本当に素晴らしい!
皆が待っていたと思うし、何より達也自身も待ち望んでいたゴールでしょう。本当に良かった。
それと、伸二のこの日見せたパフォーマンスは素晴らしかった。前線に良く飛び出してチャンスを作ったし、時には中盤では前節のようにミスもなく落ち着いて捌いたし、何より良く走っていた!これはオシム効果じゃないよね?!
達也、伸二だけじゃなく皆素晴らしかった。よく頑張った。
この流れを絶対に断ち切りたくないので、次の駒場、しっかり勝ち点3を積み上げたいですね。
いい試合をした後の次の試合で格下に取りこぼし・・というのはもう本当にやってはいけないでしょう。昨年の国立ヴェルディ戦後の大宮戦しかり、東京戦後の神戸戦しかり。
例え相手が格下だとしても、そう思わせるような雰囲気にしちゃうのがよろしくないし、大分は調子を上げているので油断できない相手。そもそも昨年は大分に勝ててないのです。
(『シュラバスリー』の3つめのことなんか気にせずに)自分達は自分達のやるべきことをしっかりやりたいですね。
【今日の出来事】
開門直前に突如レッズ側の並びに現れた川崎サポ。レッズサポ5人に1人の割合ぐらいで握手を求めている。アウェイ側に並んでた人なら誰もが見かけてたと思いますが。
そういえば昨年、川崎サポに「なかなかこういう機会もないので」とか言われて同じように握手を求められましたが(別に拒否はしませんでしたが)、そのサポとは別人と思われ、今回の川崎サポはかなり念入りに握手をしてまわっている・・。
開門直前で臨戦態勢に入っているのに、あからさまに他サポの格好でそのような行動をされてもね・・・挑発されるよりかはマシかもしれませんが・・。
ひょっとしてこれって川崎名物?!
00:00:00 |
masanori |
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