Complete text -- "史上最大の屈辱"

05 December

史上最大の屈辱


■Jリーグ 第34節
 浦和レッズ 0-1 鹿島アントラーズ (埼スタ)



鹿島に目の前で優勝される。ホーム埼スタで。さらにはJリーグ初の3連覇というおまけ付。


鹿島には負けじとしながらも、(裏で)川崎に初タイトルをアシストしたくはないと思いつつ、でもやはり鹿島には・・と。1点取られて最後はやけくそ状態。


結局勝ち点54に到達できずに去年以下の成績だったわけですが(順位は1つ上がったが)。



2008年から(?)の「育てながら勝ちにいく」というスタンスを継続しつつも、実際はしっかりとした補強もなく、『改革の年』と位置づけて新たなスタイルの確立という言葉ばかりが表に出た今シーズン。

新設された『育成クラブ賞』などというものを受賞したけど、イメージで貰った感がなくもなく、具体的に何がどう育成されたのかは検証が必要かと。


改革と育成の一年。この勝利を優先としない方針はそもそもフェスタの時のフィンケ&啓太の決意表明でなんとなく感じてはいたけれど、だからこそフィンケがホーム開幕前に「勝ちにいくことは当たり前」とコメントしたことに対して安心したし、と思えばホームガンバ戦前に「どうしても勝たなければいけない状況ではない」というのに正直幻滅したものはあった。

もちろんレッズが抱えていた問題が表面化した去年のあの状態から考えれば、それを変えていこうとしたときに簡単にうまくいくわけないことは重々承知していたこと。しかし、試合を前に始めから勝ちを放棄するような発言はどうなのかと(それもホームであるにも関わらず)。



で2010年は大丈夫なのか?
さらに言えば、本当にフィンケで良いのか?

フィンケには納得いかない部分もあったけど、当然良かった部分は多くある。個人的に今一番したくないのは、とにかくブレること。

この一年、ゴール前まではいくが横パスが多くフィニッシュの部分で力不足であった、という分析が多かったけれど、個人的にはパスを無駄にこねくり回すサッカーはむしろ好きなほう。ただそれは、あくまで点を取れる(勝つ)ことが前提。(それで勝てないならば、縦1本サッカーでいいから勝ちにいけと)


そして、これまでクラブにはっきりとしたスタイルがなく(堅守速攻カウンターがレッズのスタイルだったのかどうかはまた別として)、スタイルがないから監督が変わればやり方も変わって、それについていけない選手は去っていく。一昨年はワシントン、去年は永井、そして今年は闘莉王が。

闘莉王について、オフィシャルで発表はあったけど、闘莉王の言い分と食い違いがあるし、あれだけではよくわからない。
いずれにせよ、闘莉王はただ単にレッズに大きな功績をもたらしたというだけではない。こんな簡単に放出するなんて正直、よくもやってくれたなと言う感じ。

もうこういうかたちで選手が去っていくのは本当にうんざり。

そういう意味でも、クラブ・チーム・サポーターが共通の意識を持って、もう一年(というよりは来年こそ)フィンケで本当の勝負を。「土台作り」に徹した2009年というのを考えても。


というわけで、まだまだ何かと問題が多く弱いレッズですが、だからこそ。来年も頑張って応援していきたいと思います。
まあ応援しなくなる年などないのですが(笑)

また来シーズン!

00:00:00 | masanori | | TrackBacks
Comments
コメントがありません
Add Comments
:

:

トラックバック