Complete text -- "3位の価値"

16 December

3位の価値

来期は必ず
■FCWC MATCH6 3位決定戦
 エトワール・サヘル 2-2(PK2-4) 浦和レッズ(横浜国)


リーグ戦の結果やシトンの去就に関わらず、組み合わせが決まった時から「出れるなら3位以上」という目標を個人的に設定し、せめてメキシコには・・と。決勝の前座のようなオマケではなく、あくまで浦和レッズが本気で挑んだ試合。
そしてアフリカ王者を倒して手にした世界3位。

当然世界で3番目に強いクラブ、ということにはならないけれど、ミランはこの「世界で1番を決める大会」で優勝し世界チャンピオンになった。
浦和レッズは3位だったけど、でも試合後に繰り出した『カンペオン』。意義は決して小さくないかと。

また2ゴールという結果で自らと浦和を世界に示したシトン。そしてネネ。彼らの最後の試合でもあったわけですが、彼らには最後まで本当に感謝。
Obrigado!WASHINGTON&NENE!


試合中にボケンセに話しかけられるというハプニングがありましたが、ずっと無視しているも、あまりのしつこさにこのKYな奴の話を聞いてあげたら・・

「ウラワレッズノ サポーターハ コノシアイノ アト ドウスルノカ?」
「ボカ ト ミラン ドチラヲ オウエンスル?」
「どっちも応援しないよ。ただ見てるだけ。」
「ドウシテ!? イッショ ニ ボカ オウエン シヨウヨ!」
「あー、はいはい・・」

まあ、スタジアムの半分以上を占めたエセミラニスタどもを見てたら、どちらかといえば、ミランに負けて欲しくなっていたからあれでしたが。まあ別にバモバモするようなことはありませんけど。
結局決勝は寒かったから途中で帰りましたが。



初めて臨んだCWC。肩を組み一丸となってセパハンをもう一度倒し、ミランへの挑戦権を手にしたときは、本気でハイタッチが出るほど、その一週間前のことなど忘れるほど、嬉しかったし、3位という結果も残せた。嬉しくないわけは無い。
が、ただやはり、どこか微妙な気持ちのまま臨んだこの大会。やっぱりとるべきものはしっかりとってから臨みたかったし、その上で3位という結果を残したかった。それにこの3位決定戦を2007浦和レッズの(シトンとネネの)ラストゲームにはしたくなかった。・・というのが本音です。




【2007総括】

2007年はなんと言っても、やはりアジア。そして世界。
今年の試合ベスト5を言えと言われたら、うち4試合はACLの試合になるかと。
2007年に浦和レッズが戦った海外のチームは、

・ザルツブルグ(オーストリア)
・バイエルンミュンヘン(ドイツ)
・ぺルシクケディリ(インドネシア)
・シドニーFC(オーストラリア)
・上海申花(中国)
・山東魯能(中国)
・マンチェスターユナイテッド(イングランド)
・全北現代(韓国)
・城南一和(韓国)
・セパハン(イラン)
・ACミラン(イタリア)
・エトワールサヘル(チュニジア)

これだけの海外の相手と戦い、さて世界の目には「浦和レッズ」とうものがどう映ったか?とりあえず戦った相手にはチーム名ぐらいは覚えてくれたであろうか?(笑)
自分としても世界の相手の捉え方が変わってきたし(より敵としての意識が強くなった。敵として戦うのだから当然なんだけど・・)、また、それにより国内の相手の見方も変わりつつありで。

で、その国内の成績は・・
リーグのすべりとカップ戦のあっけない終わり方だけが印象に残ってしまいましたが、個々に見るとリーグはアウェイでは最後以外負けず、勝利はどれも印象的なものが多かった。ただ、ホームでは引き分けが多かった。というがやはり課題。


来年は、やはり奪われたリーグチャンピオンを取り戻すということをまず至上命題として、準々決勝からのACLは、アジア王者は絶対に渡さないという気持ちで6試合を戦い抜き、国内カップ戦も初戦敗退などということが無きよう、しっかりやること。優勝狙いはもちろん。

あと、個人的には一試合一試合をもっと楽しんでいきたいなと。
いや別に今までが楽しくなかった、楽しんでなかった、わけではないけれど、よりいっそうに。というのがCWC7試合中6試合、国外からやってきたサポを見てて思ったこと。
CWCはお祭り的要素が多少あったにせよ、やはりサッカーは楽しくなければ。当然、浦和レッズの勝利こそ我々の最大の至福の時ですけど、殺伐とした空気だけじゃあねえ・・。来年は王者奪還に向けてよりいっそう厳しくなっていくと思いますが、だからこそ。



#最後にもう一つ言いたいこと。
浦和レッズの補強について。個人的には、ユース出身や生え抜きをもっと使ってほしいところではあるのだが、でも補強は浦和レッズの勝利の為には欠かせないもの。
数年ほど前、まだコンスタントに埼スタに4万、5万と入らなかった頃、今のコールリーダーが「次の埼スタ、いっぱいにしてやろうぜ!」「お前らの友達、家族、じいちゃん、ばあちゃん、みんな連れて来いよ!」などと良く言ってましたが、別に補強の為ではないけど自分らが毎度足を運んで、スタジアムをいっぱいにし、そしてその結果、多額の料金を払ってでもなりたいというスポンサーが現れて、さらにはグッズの売り上げでも貢献し・・
そうやって集まったいわばみんなの努力の結果の資金での補強。
これを簡単に「巨人みたいな」とか「読売的やり方」とか一言で言われるのが実に腹立たしいですね。大体野球と一緒にしてること自体馬鹿げた話。ナベツネなんかと一緒にしないでくれ。



00:00:00 | masanori | | TrackBacks
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