Archive for December 2007
16 December
3位の価値
■FCWC MATCH6 3位決定戦
エトワール・サヘル 2-2(PK2-4) 浦和レッズ(横浜国)
リーグ戦の結果やシトンの去就に関わらず、組み合わせが決まった時から「出れるなら3位以上」という目標を個人的に設定し、せめてメキシコには・・と。決勝の前座のようなオマケではなく、あくまで浦和レッズが本気で挑んだ試合。
そしてアフリカ王者を倒して手にした世界3位。
当然世界で3番目に強いクラブ、ということにはならないけれど、ミランはこの「世界で1番を決める大会」で優勝し世界チャンピオンになった。
浦和レッズは3位だったけど、でも試合後に繰り出した『カンペオン』。意義は決して小さくないかと。
また2ゴールという結果で自らと浦和を世界に示したシトン。そしてネネ。彼らの最後の試合でもあったわけですが、彼らには最後まで本当に感謝。
Obrigado!WASHINGTON&NENE!
試合中にボケンセに話しかけられるというハプニングがありましたが、ずっと無視しているも、あまりのしつこさにこのKYな奴の話を聞いてあげたら・・
「ウラワレッズノ サポーターハ コノシアイノ アト ドウスルノカ?」
「ボカ ト ミラン ドチラヲ オウエンスル?」
「どっちも応援しないよ。ただ見てるだけ。」
「ドウシテ!? イッショ ニ ボカ オウエン シヨウヨ!」
「あー、はいはい・・」
まあ、スタジアムの半分以上を占めたエセミラニスタどもを見てたら、どちらかといえば、ミランに負けて欲しくなっていたからあれでしたが。まあ別にバモバモするようなことはありませんけど。
結局決勝は寒かったから途中で帰りましたが。
初めて臨んだCWC。肩を組み一丸となってセパハンをもう一度倒し、ミランへの挑戦権を手にしたときは、本気でハイタッチが出るほど、その一週間前のことなど忘れるほど、嬉しかったし、3位という結果も残せた。嬉しくないわけは無い。
が、ただやはり、どこか微妙な気持ちのまま臨んだこの大会。やっぱりとるべきものはしっかりとってから臨みたかったし、その上で3位という結果を残したかった。それにこの3位決定戦を2007浦和レッズの(シトンとネネの)ラストゲームにはしたくなかった。・・というのが本音です。
【2007総括】
2007年はなんと言っても、やはりアジア。そして世界。
今年の試合ベスト5を言えと言われたら、うち4試合はACLの試合になるかと。
2007年に浦和レッズが戦った海外のチームは、
・ザルツブルグ(オーストリア)
・バイエルンミュンヘン(ドイツ)
・ぺルシクケディリ(インドネシア)
・シドニーFC(オーストラリア)
・上海申花(中国)
・山東魯能(中国)
・マンチェスターユナイテッド(イングランド)
・全北現代(韓国)
・城南一和(韓国)
・セパハン(イラン)
・ACミラン(イタリア)
・エトワールサヘル(チュニジア)
これだけの海外の相手と戦い、さて世界の目には「浦和レッズ」とうものがどう映ったか?とりあえず戦った相手にはチーム名ぐらいは覚えてくれたであろうか?(笑)
自分としても世界の相手の捉え方が変わってきたし(より敵としての意識が強くなった。敵として戦うのだから当然なんだけど・・)、また、それにより国内の相手の見方も変わりつつありで。
で、その国内の成績は・・
リーグのすべりとカップ戦のあっけない終わり方だけが印象に残ってしまいましたが、個々に見るとリーグはアウェイでは最後以外負けず、勝利はどれも印象的なものが多かった。ただ、ホームでは引き分けが多かった。というがやはり課題。
来年は、やはり奪われたリーグチャンピオンを取り戻すということをまず至上命題として、準々決勝からのACLは、アジア王者は絶対に渡さないという気持ちで6試合を戦い抜き、国内カップ戦も初戦敗退などということが無きよう、しっかりやること。優勝狙いはもちろん。
あと、個人的には一試合一試合をもっと楽しんでいきたいなと。
いや別に今までが楽しくなかった、楽しんでなかった、わけではないけれど、よりいっそうに。というのがCWC7試合中6試合、国外からやってきたサポを見てて思ったこと。
CWCはお祭り的要素が多少あったにせよ、やはりサッカーは楽しくなければ。当然、浦和レッズの勝利こそ我々の最大の至福の時ですけど、殺伐とした空気だけじゃあねえ・・。来年は王者奪還に向けてよりいっそう厳しくなっていくと思いますが、だからこそ。
#最後にもう一つ言いたいこと。
浦和レッズの補強について。個人的には、ユース出身や生え抜きをもっと使ってほしいところではあるのだが、でも補強は浦和レッズの勝利の為には欠かせないもの。
数年ほど前、まだコンスタントに埼スタに4万、5万と入らなかった頃、今のコールリーダーが「次の埼スタ、いっぱいにしてやろうぜ!」「お前らの友達、家族、じいちゃん、ばあちゃん、みんな連れて来いよ!」などと良く言ってましたが、別に補強の為ではないけど自分らが毎度足を運んで、スタジアムをいっぱいにし、そしてその結果、多額の料金を払ってでもなりたいというスポンサーが現れて、さらにはグッズの売り上げでも貢献し・・
そうやって集まったいわばみんなの努力の結果の資金での補強。
これを簡単に「巨人みたいな」とか「読売的やり方」とか一言で言われるのが実に腹立たしいですね。大体野球と一緒にしてること自体馬鹿げた話。ナベツネなんかと一緒にしないでくれ。
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13 December
世界の手応えは
■FCWC MATCH5 準決勝
浦和レッズ 0-1 ACミラン(横浜国)
0-1。数字以上の差を痛感させられましたが、相手には(特に前半は)多少の焦りがあったのかもしれないにせよ、まだ余裕の中でのプレー。日本は、アジアは、まだまだなめられているという感じだった。
でもあの失点はやっぱり悔やまれるし、なんとかミランから1点とりたかった。特に失点は相手の素早いリスタートからのもので、去年から何度かやってるわけだから。
ゴールが決まって一斉に立ち上がるメイン・バックの人の多さに吐き気がしたけど、イタリア人の敵を前にし、イタリア人のいないレッズに「FORZA」言う己もどうなのかと一瞬考えてしまいましたが、これでずっとやってきたわけだし、歌詞なんて所詮・・。気持ちの問題ということで(・・でいいのか?)。
まあそれでもそんな中でわずかでも示せた”浦和レッズ”という存在。これからでしょう。
次の3位決定戦。2007年最後の試合。ワシントンのレッズ最後の試合。当然本気でとりにいくでしょう。
#1stユニに黒パンツというのを見ると、どうも乱れ飛ぶペットボトル&広瀬が脳裏に・・
つか、うちらじゃなくミランに黒パン履かせろよ!
【追記】
<世界の「ヴァッファンクロ!」(Milanista pezzo di merda)>
どうせやるんだったら盛大にかましたかったね。
次あたるのはいつの日のことか・・
バイエルンの場合
バルサの場合
フェネルバフチェの場合
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10 December
アジア代表として
■FCWC MATCH3 準々決勝
セパハン 1-3 浦和レッズ(豊田ス)
試合前、イマイチなテンションでしたが、終わってみればw
ここ数試合では見ることができなかった動きで終始相手を圧倒し3-1勝利。
とは言えセパハンのコンディションの悪さも目立ってはいましたが・・。開幕を見た限りではやばいかなとも思っていたのですがねぇ。
まあいずれにせよセパハンはおまけチームなのでね。これでJ枠は撤廃の方向でお願いします。
しかし、向こう側のゴール裏にまともに声が聞こえるぐらいのまとまった同志達が居るっていうのは初めてでしたが(駒場とかは無しで)、試合前後の逆側ゴール裏とのコール合戦はなに?挙句の果てにはお互いが逆側にブーイング・・って、意味わからないからw
さて、兼ねてからの大きな目標であったミランとの対戦が現実のものとなったわけですが、いい試合をしたい、ではなく当然勝ちにいきます。奴らはボカとの決勝しか頭にないだろうけど。
PKだろうがなんだろうが、勝てるならなんでもいい。とにかく”浦和”というものを見せつけ、勝って敵(TV・雑誌・ウイイレ?etcのみでミランサポを気取るジャポネーゼ達含む)を黙らせたい。
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01 December
大敗北者
■Jリーグ 第34節
横浜FC 1-0 浦和レッズ(日産ス)
結局こういう結果となってしまいましたが、さてどうしてくれましょうか。
最後の失速ばかりに論点が集中していますが、それはそれとして、リーグは34試合の結果ですからね。結果的に勝ち点2足りなかった。結果論だけど、あと負けを引き分けを一つ勝ちにできていたら優勝だった。新潟戦や大分戦の引き分け、5月のホーム4分けなども議論されて然るべき。
まあどういう理由があったにせよ愛媛や横浜FCに連敗するようなチームは優勝する資格はなかったということでしょう。
鹿島の優勝は決して棚ぼたではなく勝ち続けた結果ですから、打倒だったということなんじゃない?(それでも気持ちに余裕はないのでおめでとうなどと言うことなどはできませんけど)
CWC。
切り替えっていうけど、正直切り替えることなどできません。というか、リーグ終わったのに切り替える必要などあるのだろうか?
最終戦試合直後はCWCに気持ちなんて持っていける気がしなかったから、辞退すればいいんじゃねって感じでしたけど、必死で掴んだアジアチャンピオンですからね。別に最終戦の結果が1年全てを無駄にしたとは言いませんが、リーグは1年かけて頑張ってやってきたものだから、ミランから大金星を奪っても奇跡的に優勝しちゃっても、リーグを逃したショックが消えるものではないけれど、リーグはリーグ、これはこれで考えたいと思います。
少しでもテンションを上げるために2試合に行ってきました。
とりあえず数年経ってから、なんでこの大会に本気で臨まなかったのだろう?と後悔だけはしないように。
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